投資商品
オルカン vs S&P500:何が違う?
オルカンは全世界株式へ分散するファンドの通称、S&P500は米国大型株の指数です。比べるのは「どこまで持つか」であり、どちらの名前が勝つかではありません。
30秒で見る違い
- オルカンは、先進国と新興国を含む世界の株式へ広く持つタイプです。
- S&P500は、米国の大型株に集中します。米国以外の市場は対象にしません。
- いちばん大きい違いは運用会社の名前ではなく、投資範囲と、米国への集中度です。
早見表
| 項目 | オルカン | S&P500 |
|---|---|---|
| 投資する地域 | 世界の株式市場 | 米国 |
| 主な指数の型 | MSCI ACWIのような全世界株式 | S&P 500 |
| 国の範囲 | 先進国と新興国 | 米国が中心 |
| 米国株の比率 | 指数の見直しで変わる。米国が大きな部分を占めることが多い | 対象は米国大型株 |
| 構成の数 | 指数の入替で変わる。最新の指数資料で確認 | 大型株の指数。入替があるので、本数は最新の指数資料で確認 |
| 分散の広さ | 国と市場が広い | 米国大型株の中で分かれる |
| 為替 | 複数通貨。円から見ると為替の影響が残る | 主に米ドル。円から見るとドル円の影響が大きい |
| NISA | 対象になる商品はある。指数そのものとは別 | 対象になる商品はある。指数そのものとは別 |
| 主なリスク | 世界の株価、米国の占める大きさ、新興国、為替 | 米国大型株、一部の巨大企業、ドル円 |
両方持つと、分散は増えるのか
オルカンの中には、もともと米国株が大きな割合で入っています。比率は指数の見直しで動くので、最新の指数資料で確認します。
そのため、オルカンとS&P500を同時に持つことは、「世界と米国を別々に足した」状態にはなりにくいです。多くの場合、すでに入っている米国株の割合をさらに上げます。それが合うかどうかは、今の持ち方と目的によります。
リスクはどこから来るか
S&P500は、米国の景気、金利、そして指数の上位を占める大型企業の影響を受けやすいです。米国の株式市場全体とは限りません。
オルカンは国が広い一方、時価総額で見ると米国と大型のテクノロジー企業が大きな部分を占めることがあります。新興国が入る分、その国の政治や通貨の揺れも加わります。円で生活する人には、どちらも為替が残ります。
よく混ざる点
よくある受け取り
オルカンなら米国の影響はない
整理すると
全世界株式でも、米国株が大きな部分を占めることがあります。米国の下落が消えるわけではありません。
よくある受け取り
S&P500は米国株のすべて
整理すると
大型株の指数です。米国の中小型株は別の指数の話です。
よくある受け取り
二つ買えば分散がそのまま増える
整理すると
重なっている米国株を厚くすることが多いです。別々の市場を同じだけ足すことにはなりません。
よくある受け取り
過去の成績で次も同じ
整理すると
過去の騰落は、これからの結果を約束しません。
この比較は情報提供であり、特定の商品・証券会社・投資方法の推奨ではありません。資格、費用、取扱条件は変わることがあります。行動する前に、公式の最新情報を確認してください。