投資商品

投資信託 vs ETF:違いを比較

どちらも中に株式や債券を入れる器です。NISAで使うときに違うのは、定義の一文より、いつ買い、どう積み立て、分配をどう扱うかです。

30秒で見る違い

  • 投資信託は、多くの場合その日の基準価額で買い、積立と組み合わせやすいです。
  • ETFは取引所で売買し、市場が開いているあいだ価格が動きます。
  • リスクは器の名前では決まりません。中身の指数や資産が先です。

早見表

NISAで使うときの投資信託とETF
項目 投資信託 ETF
取引の仕方 販売会社を通じて申込。多くは基準価額 取引所で売買
価格の決まり方 1日に算出される基準価額が基本 取引時間中の需給で動く。基準価額とはずれることがある
最低額 商品と証券会社による。少額から積めるものがある 売買単位と株価による。商品ごとに違う
自動積立 積立に向いた仕組みが多い 証券会社の積立対象かどうかで違う
自動再投資 分配金の再投資コースがある商品が多い 分配を自分で再投資することが多い
分配の扱い 受取か再投資を選ぶ商品がある 分配金として入ることが多い。商品による
費用 信託報酬など。料率は商品と時点で変わるので、ファンド資料で確認する 経費率に加え、売買時のスプレッドや手数料を見る
換金のしやすさ 申込の締め時刻がある 取引所が開いていれば売買しやすい。出来高は銘柄による
NISA 枠ごとに対象商品が違う 上場ETFでも、枠と銘柄で対象が違う
操作の複雑さ 積立中心なら手順は少なめ 指値、為替、取引時間を自分で見ることが増える

積立のしやすさ

毎月の給与から決まった額を入れるなら、投資信託の積立は手続きが一本化されていることが多いです。金額の単位も小さく設計されている商品があります。

ETFの積立は、証券会社がその銘柄を積立の対象にしているかで決まります。対象でも、株数や金額の端数の扱いは会社ごとに違います。

基準価額と、取引所の価格

投資信託は、市場が閉じたあとに計算される基準価額で約定する仕組みが一般的です。日中に値段を見ながら出入りするものではありません。

ETFは市場が開いているあいだ売買できます。表示価格は、基金の純資産から計算する基準となる価格と、一時的にずれることがあります。長く持つ場合でも、売買の瞬間にはその差を見ます。

分配と、長く持つときの手間

投資信託には、分配金を受け取らず再投資するコースがあります。同じ金額を複利で残したい人には、手続きが少なくなります。

ETFは分配金が口座に入る形が多く、再投資するなら自分で買い増すか、証券会社のサービスを確認します。分配が出ること自体は、成績が良いという意味ではありません。

日本のETFと海外ETF

同じ「ETF」でも、東京証券取引所に上場するものと、米国などに上場するものは別です。取引時間、通貨、売買の手数料、NISAで買えるかは銘柄ごとに違います。

海外ETFは、円からその通貨への交換と、現地の取引時間を追加で見ます。指数が同じでも、日本の投資信託、日本のETF、海外ETFは使い勝手が揃いません。

よく混ざる点

よくある受け取り

ETFの方が必ず低コスト

整理すると

経費率も売買コストも商品ごとに違います。現在の料率は各商品の資料で確認します。

よくある受け取り

投資信託は途中で売れない

整理すると

解約はできます。ただしETFのように取引時間中の値段では動きません。

よくある受け取り

形式が同じなら中身も同じ

整理すると

全世界株式も、一国の株式も、どちらも投資信託にもETFにもなり得ます。

よくある受け取り

NISAならどちらも同じ枠

整理すると

つみたて投資枠に入れる商品は限られます。成長投資枠でも除外があります。

NISAの中での違い

つみたて投資枠は、長期・積立・分散の基準を満たす投資信託と、対象リストのETFが中心です。成長投資枠は、対象となる上場ETFや株式も含み得ます。

器の名前だけで枠は決まりません。個別の商品が今の対象かは、対象商品のページで見ます。

あわせて見る

使い方の差を、自分の手続きに当てる

どちらが得かではなく、積立の頻度、分配の扱い、取引時間を自分で見るかどうかで、二つの器の差を続けて読めます。

AIに聞く

金融庁:NISAを知る · 国税庁:NISA

この比較は情報提供であり、特定の商品・証券会社・投資方法の推奨ではありません。資格、費用、取扱条件は変わることがあります。行動する前に、公式の最新情報を確認してください。